コロナ禍の学生街をどう生き抜くか
第1回「喫茶・早苗」
日本でも有数の規模の学生街を持つ、早稲田。緊急事態宣言以降、大学へ通う学生が著しく減ったことにより、近辺の商店街は苦境に直面している。この「早苗」もその一つだ。雀荘を前身とするこの店は、60年の歴史の中で現在喫茶店として生まれ変わり、店主の宇田川正明さんによって経営されている。学生が来なくなってしまったこの街はどのように変わりつつあるのか、というテーマで取材を行った。
第2回「居酒屋わっしょい」
西早稲田に店を構える「居酒屋わっしょい」は、新型コロナウイルスによる影響を大きく受けた店の一つだ。この店はクラウドファンディングをはじめとする様々な試みから、厳しい状況を乗り越えようとしている。来客の多くが学生という特異な環境である早稲田・高田馬場。学生が街から消えた今、飲食店はどのような状況にあるのか。また今後の学生と飲食店の関係をどのように見ているのだろうか。「居酒屋わっしょい」スタッフの今村浩祐さんにお話を伺った。
第3回「東京麺珍亭本舗」
早稲田近辺には油そば屋がいくつも店を構えており、大学に通う学生のお供として親しまれている。その中でも東京麺珍亭本舗は日本初の油そば専門店として、早稲田の地で多くの学生を見守ってきた。街から学生が大きく減ったこの春以降、学生街の飲食店としてどのような影響を受けたのか、取材を行った。
第4回「古書現世」
高田馬場駅から早稲田大学へ向かう通りには古くから多くの古書店が立ち並び、この早稲田一帯は神保町に次いで、日本で2番めに大きい古書店街として知られている。その一角で50年近く営業を続ける「古書現世」は、長きに渡り本を通じて学生と早稲田の街を見守ってきた。学生と街とが密接に関わってきたこの場所で、古書店はこれからの学生街のあり方、そして早稲田の古書店街の将来をどうみるのか。「古書現世」店主の向井透史さんにお話を伺った。
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