真剣に面白いを考えた先にヘンがある—映像作家・藤井亮インタビュー
映像作家の藤井亮さんが世に放った作品はどれも「ヘン」で面白いものばかりだ。2016年に公開された戦国武将の石田三成が突如現れコミカルに踊る「石田三成CM」は、実は滋賀県のPR映像として制作された。そして今年1月放送、乃木坂46のメンバー10名と気鋭の映像作家10名がタッグを組んだオムニバスドラマ・シリーズ「乃木坂シネマズ」ではシリアスな作品が多く並ぶ中で、乃木坂46松村沙友理さんとのタッグ作品「超魔空騎士アルカディアス」が一際に異彩を放っていた。アナログで遊び心が溢れていているけれど、どこか狂気を感じる「ヘン」な映像を生み出し続ける藤井亮さんに、どうしたら面白いものをつくることができるかを聞きました。